派遣会社、私の時給からいくら抜いてる?原価を逆算できる計算ツール【ブルーカラー系】

派遣の制度・権利

どうも、なけ3です。リーマンショック世代で、気づけばこの業界14年のアラフォーです。

このブログは、倉庫・工場・物流系のブルーカラー派遣を現役営業目線でぶっちゃけていくブログです。※ホワイトカラー系の賃金形態、派遣先均衡均等方式とは考え方が違います。

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派遣会社、私の時給からいくら抜いてるの?

2026年、派遣大手5社のカルテル疑惑が話題になりました。

「搾取されてるんじゃないか」「派遣会社はどれだけ抜いてるんだ」という声をSNSでたくさん見ました。

気になりますよね。正直に言います。派遣会社が派遣先からいくら請求しているか、ワーカーには通知されません。

でも、計算はできます。

このページのツールに自分の時給を入れると、派遣会社の収支が大体わかります。請求単価をいじりながら「このくらいなら黒字」「これだと赤字」を確認してみてください。

自分の地域・職種の時給下限を確認したい方はこちら↓

計算ツール

初期値は東京・ピッキングの労使協定下限【時給1,388円】(時給1,309円+交通費相当の時間79円込)で設定しています。請求単価のデフォルトは1,800円です。

自分の時給や状況に合わせて数字を変えて、「計算する」ボタンを押すと再計算できます。

基本入力(1日あたり)
請求(もらう)支払(払う)
販管費率
業界平均は約13〜15%が目安
13%
10% 20%
自社のマージン率から社保・有給コスト(約15〜17%)を引いた値が目安です。
詳細設定(社保・有給料率)
計算結果(1日あたり)
金額対請求比原価累計
請求額100%
支払賃金
マージン率

社保・雇保
有給コスト
粗利
販管費
経常利益(1日あたり)
⚠ 社保未加入だった場合(参考:実質利益)
経常利益(実質)

・マージン率は「(請求額−支払賃金)÷ 請求額」で算出。派遣法で情報公開が義務付けられている計算式に準拠しています。

・販管費は請求額に対する割合で計算。業界平均は約13〜15%(日本人材派遣協会調べ)。実際は会社規模・拠点数・採用広告費などにより異なります。

・健康保険(5.8%)は協会けんぽ令和6年度の会社負担率、厚生年金(9.15%)は厚生年金保険料率18.3%の会社折半分、雇用保険(0.95%)は令和6年度事業主負担率です。

・労災保険料率(デフォルト0.3%)は業種により異なります(倉庫・運搬系は0.4〜0.6%程度)。

・有給コストは「月額賃金 ÷ 30 × 年間付与日数 ÷ 240日」で算出しています。

・本ツールはあくまで概算です。実際の社保料は標準報酬月額の等級テーブルで算出されるため差異が生じます。

結果の見方

マージン率は「(請求額−支払賃金)÷ 請求額」で計算されます。派遣法で情報公開が義務付けられている計算式です。30%前後に見えても、ここから社保・有給・販管費が引かれます。

経常利益が最終的な派遣会社の利益です。ブルーカラー系のレギュラー稼働(社保あり)では、請求単価によっては赤字になります。

社保未加入だった場合の欄は、スポット・単発稼働の収益イメージです。社保コストがなくなるだけで利益構造がガラッと変わることがわかります。

営業として一言

「マージン率30%=丸儲け」ではありません。また、中小零細の物流派遣会社ではマージン率30%とれていればいいが、実際は25%前後ともっと低い会社、現場も多いのが現実です。

社保・有給・販管費を引いた後の経常利益は、ブルーカラー系では1%前後か赤字です。スポット稼働や別事業での黒字でレギュラーの赤字を補填しているのが現実の構造です。

カルテル問題の詳細と、ブルーカラー系の実態はこちらで解説しています↓

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【免責事項】本ツールは概算です。実際の社保料は標準報酬月額の等級テーブルで算出されるため差異が生じます。販管費・労災保険料率は会社・業種により異なります。本ツールの計算結果を実際の経営判断に使用する際は専門家にご確認ください。本記事は倉庫・工場・物流系のブルーカラー派遣を対象とした現場感覚に基づく情報です。

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