派遣に面接はない?顔合わせ・職場見学の実態と見送られる人の特徴【派遣営業の本音】

現場の話・雑記

どうも、なけ3です。リーマンショック世代で、気づけばこの業界14年のアラフォーです。

このブログは、倉庫・工場・物流系のブルーカラー派遣を現役営業目線でぶっちゃけていくブログです。

はじめに――「派遣に面接はない」って本当?

派遣には面接がない、と聞いたことがあるかもしれません。

法律上は確かにそうです。ただ、それっぽいものはあります。「顔合わせ」「職場見学」「面談」という形で。

今回はその実態と、そこで見送られる人・通過する人の違いを、現役営業の本音でぶっちゃけます。

ホワイトカラー系の派遣とはまた違う、ブルーカラー系ならではの話です。

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ホワイトカラーとブルーカラー、顔合わせの違い

私はホワイトカラー派遣営業の経験はありませんが、業界の話を聞く限り、選考の重さがまるで違います。

ホワイトカラー系はスキルシートの提出があり、派遣先での面接に近い面談が行われます。業務経験・スキル・資格が細かく確認されます。

ブルーカラー系はスキルシートといっても略歴程度です。書く内容はイニシャル・年代・最寄駅・通勤時間・職歴くらい。資格がゼロでも全く問題ありません。確認されるのは「募集している就業条件の範囲内かどうか」がほとんどです。

それくらいシンプルな世界です。

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なぜ派遣に面接が禁止なのか

派遣は「労働力の提供」であり、「労働者の提供」ではありません。

これが法律の考え方の根本です。派遣先企業が「この人を寄こせ」「あの人は嫌だ」と個人を特定・選別することは、特定目的行為の禁止として派遣法で禁じられています。

企業が直接選考してしまうと、それはもはや直接雇用と変わらなくなってしまうからです。

例外:紹介予定派遣

紹介予定派遣は、最初から直接雇用を前提とした派遣です。そのため、事前の面接・選考が認められています。「派遣として働きながら、最終的に正社員や契約社員などの直接雇用になる」という形態なので、通常の派遣とはルールが異なります。

では一般派遣は?

現実はこうです――「顔合わせ」という名のそれっぽいもの

ブルーカラー系の現場でよくある流れはこうです。

  1. 求人に応募・登録
  2. 派遣会社から「職場見学があります」と連絡
  3. 現場に連れて行ってもらう
  4. 「顔合わせ」「面談」という名の場が設けられる
  5. 数日後に「今回は見送りとなりました」

法律上は「見学」「面談」という体裁ですが、実態は限りなく選考に近い。派遣先が「この人でお願いします」「今回は結構です」と判断しています。

営業として正直に言うと、現場感覚ではほとんどのケースで止めたくても止められない構造があります。派遣先が「会ってから決めたい」と言う以上、顔合わせなしで決めてもらうのは現実的に難しい。断れば他の派遣会社に仕事が流れていくだけです。

ブルーカラー系で見送られる人、正直な話

ここが本題です。

倉庫・工場・物流系の現場は基本的にスポット作業員での運用ではなく、バイトに近いレギュラーを増やしたいと思っています。各施設、人手は常に欲しい状態です。

週3日、週4〜5日・就業時間に合う・日本語で意思疎通ができる・普通以下のレベルでも契約時間は作業をしてくれる、この条件さえ合えば、企業は基本的に来てほしいと思っています。よっぽどのことがない限り。

では、その「よっぽど」とは何か。

作業適性の問題(ゼロではないが少数)

作業の特性上、適性が問われるケースもあります。例えば検品作業は目を使うため、裸眼強制の現場で強度の近視や老眼があると難しい場合があります。ただ、これで見送りになるケースは全体からすると多くはありません。

ほとんどはこちらです

① 文句・物言いが多そうな雰囲気
前の職場や派遣会社、いろんなことに対して不満や文句が出やすい人。顔合わせの短い時間でも滲み出ます。現場担当者は「うちに入っても同じことになりそう」と感じると見送りを選びます。

② 職場に入れると危ないと感じさせる
安全管理が厳しい倉庫・物流の現場では「この人が現場に入って大丈夫か」という視点は非常に重要です。具体的には、指示を無視しそう・わからないことを確認せず勝手にやりそう・そういった雰囲気が言動から伝わる場合です。作業ミスや事故につながるリスクを感じさせると見送りになります。

③ 健康面・話し方
コミュ障でも、口下手でも全く問題ありません。指示に従って1人分の仕事をこなせれば十分です。ただし、健康上の不安を感じさせる言動や、質問への受け答えが著しくずれている場合は懸念されることがあります。

④ 清潔感がない
食品や精密部品を扱う現場では特に重要です。倉庫・物流全般でも、あからさまに不潔だと難しい。

派遣をてんてんとする人――営業が見てきた2パターン

派遣会社をいくつも渡り歩いている人には、大きく2つのパターンがあります。

パターン①:勤怠が悪くて紹介されなくなった人

当日欠勤や無断欠勤が続いて、今の派遣会社から紹介してもらえなくなり、次を探している人です。このタイプは自分が登録した派遣会社を忘れてか、何年か経ったのち、過去の出来事を忘れてまた登録しにきてくれます。

これは派遣会社側としても対応しやすい。勤怠の記録が残るので、契約終了後に更新なしで対応できます。「また同じことが起きるかもしれない」と警戒しながら紹介するか、しないかを判断できます。

パターン②:地雷ワーカー(これが一番厄介)

顔合わせでの話し方・雰囲気は抜群。就業条件も「週〇日!土日も可!残業・早出もOKです!」と完璧な返答。

ところが実際に就業が始まると……実際に現場からこういった報告を受けることがあります。

  • シフト変更の申請が多い
  • 出勤日数がどんどん減る
  • 当日欠勤が増える
  • 就業中にサボる(休憩時間ではなく、わざわざ就業中にトイレに行く)
  • 現場にはいるが、作業が進んでいない

これがいちばん厄介です。顔合わせが完璧だったためにレギュラー契約を交わしてしまっている。契約を交わした以上、派遣会社側が簡単に解除することはできません。

指導記録を残し、面談を複数回重ね、就業規則に沿って手続きを踏んで、ようやく契約解除ができる。その間も現場との関係は悪化していきます。

ワーカーとしては、入社前に正直に就業条件を伝えることが、長い目で見て自分のためにもなります。

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派遣会社が最も恐れる”引き抜き”――でも、正直打つ手なし【派遣元の本音】

顔合わせ・職場見学はワーカーにもメリットがある

顔合わせや職場見学は、派遣先だけが一方的に見定める場ではありません。ワーカー側にもメリットがあります。

  • 実際の作業内容・職場環境を自分の目で確認できる
  • 現場担当者の雰囲気・人柄を事前に知ることができる
  • 「自分がこの職場でやっていけるか」を入社前に判断できる

特に3つ目は重要です。入ってから「思っていた仕事と違う」「雰囲気が合わない」となるより、事前に確認できた方がお互いのためになります。

ただ、見送りは辛い

ワーカー側はやる気で顔合わせに臨んだのに、数日後に「見送りとなりました」という連絡が来る。

これは正直、受け入れるしかない部分があります。派遣先が「この人は合わない」と判断した以上、無理に押し込んでも現場がうまく回らない。ワーカー本人も辛い思いをする可能性があります。

ただ、見送りはあなたの能力の否定ではありません。現場との相性、タイミング、担当者の主観……様々な要素が絡んでいます。複数の派遣会社に登録して、数を打つのが一番の近道と感じています。

営業として思うこと

法律は「面接禁止」と言っているのに、現実は顔合わせという形で選考に近いことが行われている。このグレーゾーンは業界全体の課題だと思っています。

ただ、派遣先の気持ちも理解できます。毎日来てくれない人を受け入れると現場が回らなくなる。一度会って確認したいという気持ちは当然です。

ワーカーとしては理不尽に感じるかもしれません。でもこの仕組みを知っておくと、見送られたときの気持ちの整理がしやすくなると思います。

派遣の時給の仕組みが気になる方はこちら↓
派遣の時給、頑張っても上がらない話

派遣の3年ルールって何?

まとめ

  • ✅ 派遣の面接は法律上禁止。ただし「顔合わせ」「職場見学」「面談」という形でそれっぽいものはある
  • ✅ 紹介予定派遣は例外で、正式な選考が認められている
  • ✅ ホワイトカラーと違い、ブルーカラーのスキルシートは略歴程度。資格ゼロでもOK
  • ✅ ブルーカラー系の現場はレギュラーを増やしたい。就業条件が合えば基本的に来てほしい
  • ✅ 見送られる主な理由は能力ではなく、文句が多い雰囲気・危険を感じさせる言動・清潔感
  • ✅ 顔合わせはワーカー側にも「職場を見極める」メリットがある
  • ✅ 見送りは相性とタイミング。複数登録で数を打つのが最善策
  • ✅ 入社前に就業条件を正直に伝えることが、長い目で見て自分のためになる

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【免責事項】本記事は倉庫・工場・物流系のブルーカラー派遣を対象とした現場感覚に基づく情報です。ホワイトカラー・専門職系には当てはまらない内容が含まれます。派遣法の解釈については専門家にご確認ください。

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