どうも、なけ3です。リーマンショック世代で派遣登録からスタートし、気づいたら同じ会社の営業になっていたアラフォーです。現場で気づいたことをゆるく発信しています。
前回の番外編「倉庫・工場系で妊婦が働くのは本当に難しい理由」がすごく反響がありました。
今回は、「じゃあ、どうすればいいのか?」を具体的に書きます。
もし妻や妹、友人が、派遣の単発案件で生計を立てていて、妊娠が分かったら?
派遣営業として、身内にアドバイスするなら、こう伝えます。
このブログについて一言
このブログは倉庫・工場・物流系のブルーカラー派遣をメインに書いています。IT・事務系などのホワイトカラー派遣とは環境が異なる部分も多いので、その点はご了承ください。
前提:単発派遣で妊娠した場合の現実
まず、前提を整理します。
妊娠しただけで一律に働けなくなるわけではありません。
ただし、倉庫・工場軽作業は「妊婦に不向き・制限がある業務」が多いのも事実です。
派遣会社は安全配慮義務があるので、妊娠を知った後は”今まで通り何でも紹介”はしづらくなります。
よく問題になる作業:
❌ 重い物を持つ
❌ 長時間立ちっぱなし
❌ 冷凍・高温環境
❌ ライン速度が速い
❌ フォークリフト周辺
❌ 深夜勤務
逆に、働ける可能性がある作業:
✅ 座り作業
✅ 検品
✅ シール貼り
✅ 小物ピッキング
→ 完全に働けなくなるわけではないが、紹介される仕事は減る
まず確認すべきこと①:社会保険に加入しているか?
もし身内が単発派遣で生計を立てていて妊娠したら、最初に確認すること:
「社会保険に加入している?」
これが一番重要です。
社会保険加入の条件:
✅ 週20時間以上働いている
✅ 2ヶ月以上継続して働いている
✅ 月収88,000円以上
この条件を満たしているのに、社会保険に加入していない場合:
→ 遡及加入できる可能性があります
社会保険加入のメリット:
✅ 出産育児一時金:50万円
✅ 出産手当金:約39万円
✅ 育児休業給付金:約140万円
合計:約229万円
社会保険未加入の場合:
❌ 出産育児一時金:50万円のみ
差額:179万円
→ まずは社会保険加入を確認する
→ 未加入なら、遡及加入を依頼する
詳しくはこちらの記事で解説しています:
👉 【2025年4月改正】派遣の育休、社保未加入でも取得可能に!
固定費見直しも忘れずに
派遣で働いていると、収入が不安定な時期もありますよね。
単発派遣で働く人は、固定費の見直しも重要です。
特に、スマホの通信費。
私は楽天モバイルに変えて、月8,000円→3,278円になり、年間約6万円削減できました。
楽天モバイルが気になる方は、公式サイトもチェックしてみてください:
まず確認すべきこと②:契約形態は?
次に確認すること:
「契約はどうなっている?」
単発派遣でも、実態によって契約形態が違います:
パターンA:完全単発(日雇い)
- 毎回応募
- 仕事の保証なし
- 自由に選べる
パターンB:31日更新の有期契約
- 31日ごとに更新
- 1年以上継続
- 実質レギュラー
もしパターンBなら:
→ 実態として継続雇用・反復更新の有期雇用に近い
→ 法的には結構論点が出てくる
特に重要なのが:
✅ 31日更新
✅ 1年以上
✅ 3回以上更新
→ これは「形式は有期でも、実態として継続雇用期待がある」と見られやすい
派遣会社への伝え方
「妊娠したので働けません」ではなく、こう伝える:
「妊娠初期で、医師から重量物や負荷の強い作業は避けるよう言われています。軽作業や座り作業系で対応可能な案件があれば希望したいです。」
→ 「働く意思はある」形で伝える
すると派遣会社によっては:
✅ 比較的安全な案件だけ紹介
✅ 事務系へ案内
✅ 長期案件へ切替提案
をしてくれることもあります。
ただ、実際には紹介減るケースはあります。
単発中心・倉庫中心の派遣会社だと:
→ 「安全に紹介できる案件が少ない」という理由で、実質的に紹介が減る
でもそれは:
「妊婦だから排除したい」というより、
「事故リスクが高い案件しかない」
という事情も大きいです。
「言わない」のリスク
「妊娠を言ったら仕事がなくなるかも…」
気持ちは分かります。
でも、妊娠を隠して働いて:
❌ 体調悪化
❌ 出血
❌ 重量物でトラブル
❌ 派遣先で倒れる
みたいになると、本人もかなり大変だし、派遣会社も安全管理上かなり困ります。
特に単発倉庫は:
→ 「現場ごとに仕事内容が毎回違う」
→ 妊娠を知らないと危険作業を普通に案内される可能性がある
→ リスクが高すぎる
休業補償の可能性
もし、
✅ 社会保険加入済み
✅ 31日更新の有期契約
✅ 1年以上継続
✅ 妊娠を伝えたら仕事紹介が止まった
という場合、休業補償の可能性があります。
傷病手当金(健康保険)
条件:
✅ 社会保険(健康保険)加入
✅ 医師が「就労困難」と判断
✅ 連続3日休み、その後も休業
✅ 給与が出ていない
妊娠でも対象になる場合があります。
例えば:
- 切迫流産
- 重いつわり
- 出血
- 妊娠高血圧
- 安静指示
などで医師が労務不能判断すれば対象になり得ます。
ただし重要な点:
単に「倉庫軽作業が怖い」「紹介減った」だけだと、通常は傷病手当は難しいです。
あくまで:
→ 医学的に就労困難
が必要です。
休業手当(労基法26条)
もし:
✅ 本人は働く意思あり
✅ 軽作業希望
✅ 就労可能
なのに:
❌ 派遣会社が安全配慮を理由に案件を出さない
なら:
→ 「使用者都合による休業」に近い論点が出ます
会社都合の休業なら:
→ 平均賃金の60%以上の休業手当が必要
ただし派遣会社はかなり争ってきます。
典型的には:
「妊娠した本人都合」
「就労制限がある」
「紹介可能案件がない」
「安全配慮上やむを得ない」
と言います。
でもあなた側が強くなる事情:
もし:
✅ 過去に軽量案件があった
✅ 座り作業もある
✅ 他スタッフには紹介継続
✅ 「妊娠」で一律停止
✅ 配慮検討をしていない
だと:
→ 配慮努力不足
→ 実質的な妊娠不利益取扱い
を主張しやすいです。
母性健康管理措置(母健連絡カード)
実はかなり重要なのが「母健連絡カード」です。
医師が:
✅ 重量物禁止
✅ 長時間立ち仕事制限
✅ 通勤緩和
✅ 休憩増
✅ 勤務時間短縮
などを書ける制度です。
派遣会社は原則配慮義務があります。
ここで問題になるのが「配慮可能か」。
倉庫単発派遣だと:
→ 配慮できる仕事がない
になりやすいです。
すると:
→ シフト減少
→ 実質休業
に近くなります。
でもこの時:
社会保険加入済み + 医師指示あり
だと:
→ 傷病手当につながる余地が出てきます
現実的な立ち回り方
もし身内が単発派遣で生計を立てていて妊娠したら、私はこうアドバイスします:
① まず社会保険加入を確認
週20時間以上、2ヶ月以上働いているなら:
→ 遡及加入を依頼する
② 契約形態を確認
31日更新、1年以上、3回以上更新なら:
→ 実態として継続雇用の可能性
③ 妊娠を伝える
「働く意思はある」形で伝える
④ 医師に相談
母健連絡カードを書いてもらう:
→ 重量物禁止、長時間立ち仕事制限など
⑤ 紹介が止まったら
労働基準監督署、都道府県労働局 雇用環境均等室に相談:
→ 「実態継続雇用」「妊娠不利益」「休業」をセットで見る
⑥ 現実的には和解
完全勝利で長期休業補償を取り続けるより:
→ 数か月和解
→ 契約終了
→ 会社都合寄り離職
→ 失業給付有利化
で落ち着くケースが多いです。
他の選択肢
倉庫単発しか経験なくても:
✅ コールセンター
✅ データ入力
✅ 受付
✅ 短時間事務
✅ 在宅系
へ移る人も結構います。
妊娠中は:
→ 「無理して今まで通り働く」より
→ “安全に続けられる働き方へ寄せる”のがかなり大事
妊娠中の体調管理も忘れずに
妊娠中は、何よりも体調管理が最優先です。
特に、腰痛やお腹の張りで眠れないという声をよく聞きます。
睡眠の質が体調に直結しますので、マットレスや枕などの寝具にも気を配ってください。
私自身、派遣で働いていた時代に腰痛に悩まされ、マットレスを何度か変えた経験があります。
その中で、コスパが良くて寝心地もまぁまぁだったのがGOKUMINでした。
今は実家で使っていますが、値段の割にしっかりしていて、妊娠中や産後の体調管理にも役立つと思います。
私が使っているマットレスと枕:
全品送料無料・安心の30日間返品保証なので、試してみる価値はあると思います。
派遣で働くにしても、まずは自分の体を大切にしてください。
まとめ
もし身内が単発派遣で生計を立てていて妊娠したら:
✅ まず社会保険加入を確認
✅ 契約形態を確認
✅ 妊娠を伝える(働く意思はある形で)
✅ 医師に相談(母健連絡カード)
✅ 紹介が止まったら、労基署・労働局に相談
✅ 現実的には和解で会社都合寄り離職
無理して働くより:
→ 安全に続けられる働き方へ寄せる
派遣営業として、正直に言うと:
→ 妊娠したら一度辞めるのも選択肢
→ 産後に新しいスタートを切る
でも、権利は権利として主張する価値はあります。
次回予告
次回の第2部では、育休制度の詳細と、派遣で育休を取得する流れを解説します。
お楽しみに!
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※この記事は一般的な情報をもとにまとめています。詳細は派遣会社、労働基準監督署、または厚生労働省の公開情報をご確認ください。
参考:厚生労働省「育児・介護休業法について」



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