派遣の種類って何がある?有期・無期・短期・紹介予定をブルーカラー営業が解説

派遣の制度・権利

どうも、なけ3です。リーマンショック世代で派遣登録からスタートし、気づいたら同じ会社の営業になっていたアラフォーです。現場で気づいたことをゆるく発信しています。

このブログについて:倉庫・工場・物流系のブルーカラー派遣をメインに書いています。IT・事務系などのホワイトカラー派遣とは環境が異なる部分も多いので、その点はご了承ください。


はじめに

派遣=短期バイトのようなもの、というイメージを持っている方が多いですが、実はいくつか種類があります。

雇用形態によって、働ける期間・安定性・将来の選択肢が大きく変わってきます。

今回は派遣の種類を整理して、それぞれの特徴をわかりやすく解説します。


派遣の種類は大きく4つ

① 有期雇用派遣(一般派遣)

一定期間の契約で働く、最も一般的な派遣の形態です。

契約期間が終わったら更新するかどうかを確認しながら働きます。倉庫・工場・物流系のブルーカラー派遣はほぼこの形態です。

特徴

  • 契約期間は1〜3ヶ月単位が多い
  • 契約更新を繰り返しながら働く
  • 同じ派遣先の同じ部署で最長3年という3年ルールが適用される
  • 更新されない場合は雇用が終了する

こんな人に向いている

  • いろんな現場を経験したい
  • ライフスタイルに合わせて働き方を変えたい
  • まずは気軽に始めたい

② 短期派遣

有期雇用派遣の中でも、特に期間が短いものを指します。数日〜数週間単位の仕事です。

実は日雇い派遣(1日単位)は原則禁止

2012年の法改正で、日雇い派遣は原則禁止になりました。ただし以下のケースは例外として認められています。

  • 60歳以上の方
  • 学生(昼間学生)
  • 副業として日雇い派遣をする方(本業の年収が500万円以上)
  • 主たる生計者でない方(世帯年収500万円以上)

スポットワークとの違い

タイミーやシェアフルなどのスポットワークは、派遣ではなく「単発の直接雇用」という位置づけです。派遣会社を通さずアプリでマッチングする形なので、仕組みが異なります。

ブルーカラー系の実態

倉庫・工場系では「短期」という名の有期雇用派遣がほとんどです。1〜3ヶ月契約を更新しながら長期で働くケースも多く、実態は長期就業になっているワーカーさんも少なくありません。


③ 無期雇用派遣

派遣会社と期間の定めなし(無期)で雇用契約を結ぶ形態です。

有期雇用と大きく違うのは3年ルールが適用されない点です。同じ派遣先で3年以上働き続けることができます。

無期雇用派遣には2つのパターンがあります

パターン① 最初から無期雇用で採用する派遣会社の社員(常用型派遣)

派遣会社が正社員や無期契約社員として採用して、派遣先に送り出す形態です。大手の製造派遣会社などで見られます。最初から3年ルールの適用外なので、同じ現場に長く安定して入れるメリットがあります。

パターン② 有期雇用から無期転換したワーカーさん

同じ派遣会社との間で有期雇用契約が通算5年を超えた場合、ワーカーさん側から派遣会社に無期転換を申し込む権利が発生します(労働契約法の5年ルール)。

ただし以下の点に注意が必要です。

  • カウントされるのは実際に働いた期間のみ(登録だけしている期間はカウントされない)
  • 無契約期間が一定以上続くとカウントがリセットされる場合がある
  • 自動的に無期転換されるわけではなく、ワーカーさんが申し込んで初めて転換される

自分の状況が5年ルールに該当するかどうかは判断が複雑なため、詳細は派遣会社の担当者または管轄の労働基準監督署にご確認ください。

ブルーカラー系では?

倉庫・工場系では常用型派遣(パターン①)が一部あります。ただし有期雇用の短期派遣がほとんどを占めるのが実態です。


④ 紹介予定派遣

最初は派遣として働き、一定期間後に直接雇用(正社員・契約社員など)を前提とした働き方です。

仕組み

  • 派遣期間は最長6ヶ月
  • 期間終了後、派遣先企業とワーカーさん双方が合意すれば直接雇用へ
  • 双方合意しない場合は直接雇用にならない

メリット

  • 実際に働いてから直接雇用かどうか判断できる
  • 企業側もワーカーさんの仕事ぶりを見てから採用を決められる
  • いわゆる「お試し採用」的な側面がある

デメリット

  • 必ず直接雇用になれるわけではない
  • 派遣期間中は派遣の待遇になる

ブルーカラー系の実態?

倉庫・工場系では「最初から紹介予定派遣として就業する」ケースはほぼありません。

実際に多いのはこの2つのパターンです。

  • 派遣先企業から「このワーカーさんを直接採用したい」と申し出があり紹介予定に切り替える
  • ワーカーさん自身が「この会社で正社員になりたい」と希望して派遣会社経由で派遣先に申し入れる

つまり有期雇用で働きながら、実績を積んだ後に紹介予定に切り替わるというのが現場のリアルです。


4つの種類を比較する

有期雇用派遣短期派遣無期雇用派遣紹介予定派遣
雇用期間有期(契約更新)数日〜数ヶ月無期最長6ヶ月→直接雇用
3年ルールありありなしなし
安定性低め高め直接雇用後は高い
ブルーカラー系◎ほぼこれ○多い△少ない△たまにある
直接雇用の可能性3年後にあり低い低い前提となっている

どの形態が自分に向いている?

とにかく気軽に始めたい→有期雇用派遣・短期派遣

まずは試してみたいという方には有期雇用派遣がおすすめです。倉庫・工場系の求人は有期雇用がほとんどなので選びやすいです。

安定して長く働きたい→無期雇用派遣

同じ派遣会社に5年以上勤めた場合は無期転換を申し込む権利が発生します。担当者に相談してみましょう。

正社員を目指したい→紹介予定派遣

直接雇用を前提としているので、正社員を目指す方には紹介予定派遣が向いています。ただし必ず正社員になれるわけではないので条件をよく確認してください。


営業として思うこと

ワーカーさんの中には「自分がどの形態で働いているか知らない」という方も意外と多いです。

有期雇用なのか無期雇用なのか、紹介予定派遣なのかによって、待遇や将来の選択肢が大きく変わります。

まず自分の雇用形態を確認することから始めてみてください。わからなければ担当者に聞いてみてください。


まとめ

  • 派遣の種類は大きく「有期雇用派遣」「短期派遣」「無期雇用派遣」「紹介予定派遣」の4つ
  • ブルーカラー系はほぼ有期雇用派遣(短期含む)
  • 日雇い派遣は原則禁止(例外あり)
  • スポットワークは派遣ではなく単発の直接雇用
  • 無期雇用派遣は3年ルールの適用外
  • 紹介予定派遣は直接雇用を前提とした働き方
  • 自分の雇用形態を把握しておくことが大切

※この記事は一般的な情報をもとにまとめています。詳細は派遣会社または厚生労働省の公開情報をご確認ください。

参考:厚生労働省「労働者派遣事業関係業務取扱要領」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000077386_00001.html

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