どうも、なけ3です。リーマンショック世代で派遣登録からスタートし、気づいたら同じ会社の営業になっていたアラフォーです。現場で気づいたことをゆるく発信しています。
前回の記事で「派遣の3年しばり」の基本的な仕組みを解説しました。
今回はその続き、3年後に実際どうなるのかという現場のリアルを書いていきます。
制度の話というより、現場で見てきたぼやき寄りの内容です笑
3年続けるワーカーさんはどんな人?
まず大前提として、倉庫・工場系で同じ現場に3年間通い続けるワーカーさんは特徴があります。
その現場に愛着がある、もしくは環境を変えたくない方がほとんどです。
職場の人間関係が良い、家から近い、仕事内容が自分に合っている。そういった理由で3年間同じ現場に通い続けている。
逆に言うと、3年も続けているということ自体、現場でも信頼されているケースが多いです。派遣先の社員さんからも「あの人がいてくれないと困る」と言われるような存在になっているワーカーさんも少なくありません。
3年後、実際に多いパターンはこれ
3年ルールの後どうなるか、現場で多く見るパターンを正直に書きます。
パターン① アルバイトへの直接雇用(最も多い)
直接雇用の中で現場で一番多く見るのがアルバイトへの切り替えです。
「直接雇用になった」と聞くと聞こえはいいですが、時給・有給・社会保険などの条件が派遣とほぼ変わらないケースも少なくありません。
むしろ派遣の場合は同一労働同一賃金で時給が毎年上がっていくのに対して、アルバイトに切り替えた後は時給が据え置きになるケースもあります。
パターン② 契約社員への切り替え(どっちつかず問題)
アルバイトより聞こえはいい契約社員ですが、現場で見ていると「アルバイトとほぼ変わらない」という条件のケースが多いです。
賞与なし(もしくは寸志として正社員より低い額で支給)、昇給なし、更新あり。正社員でもなく派遣でもない、どっちつかずの立場になってしまうことがあります。
パターン③ 正社員への登用(理想だが少数)
3年間の実績が認められて正社員になるケースもあります。ただ現場での正社員登用はまだ少ないのが実態です。
特にブルーカラー系の現場では「正社員は本社採用」という企業も多く、現場からの正社員登用のハードルが高いケースがあります。
パターン④ クーリングで同じ現場に戻る
3ヶ月と1日以上空けるクーリング期間を経て、同じ派遣先に派遣で戻るケースもあります。
ただワーカーさんにとっては3ヶ月以上仕事がない空白期間が生じます。その間の収入をどうするかという問題があるので、担当者とよく相談して判断してください。
直接雇用に切り替わるときに確認すべきこと
直接雇用の話が出たとき、条件をしっかり確認しないと損をするケースがあります。
① 時給・月給はいくらか
派遣時代より下がるケースもあります。必ず確認してください。
② 有給休暇の条件は?
直接雇用になると有給のカウントがリセットされる場合があります。
③ 社会保険の切り替えタイミングを確認する
直接雇用になると派遣会社の社会保険から派遣先企業の社会保険へ切り替わります。切り替えのタイミングによっては健康保険証に空白期間が生じる場合があるので、事前に確認しておきましょう。
④ 契約更新のサイクルは?
契約社員の場合、更新のサイクルと上限を確認しておきましょう。
営業として思うこと
派遣会社の本音
正直に言うと、ワーカーさんが正社員として採用されるとき、派遣会社としては「いなくなる寂しさ半分、おめでとうのうれしさ半分」です。
一方でアルバイトや契約社員への切り替えの場合、待遇が派遣とほぼ変わらないなら、そのまま派遣で働いてくれた方が派遣会社としては正直うれしいのが本音です。自社で社員として採用するケースもあります。
ワーカーさん側の本音
派遣で働き続けることにもメリットがあります。
日払い・即払いなどの柔軟な賃金形態、正社員とは違った手軽さ、いざとなれば別の現場でも働けるという選択肢の広さ。これらを気に入って、あえて派遣を続けているワーカーさんも少なくありません。
「売り手市場」という現実
今は正社員求人も多く、待遇もどんどん上がっています。そんな中で「あえて派遣で働く」という選択をしているブルーカラー系のワーカーさんが、今すぐ正社員に転職すべきかというと、一概にそうとは言えません。
AI革命で海外ではホワイトカラー系がリストラにあい、ブルーカラー系の需要が高まっているというニュースも増えています。
手を動かす仕事、現場で体を使う仕事は、AIには簡単に代替されません。
3年後の選択は慎重に
直接雇用の話が出たとき、焦って決める必要はありません。条件をしっかり確認して、今の派遣という働き方と比較してから判断してください。
わからないことは担当の派遣営業に聞いてみてください。ちゃんと説明できる営業かどうかも、派遣会社を見極めるポイントになります笑
まとめ
- 3年続けるワーカーさんは現場への愛着・環境維持が理由のことが多い
- 直接雇用で最も多いのはアルバイトへの切り替え
- 契約社員はアルバイトとほぼ変わらない条件のことも多い
- 正社員登用はブルーカラー系ではまだ少数派
- クーリングで同じ現場に戻るケースもあるが空白期間が生じる
- 直接雇用に切り替わる際は時給・有給・社会保険の条件を必ず確認する
- 「直接雇用=良いこと」と単純に考えず条件をしっかり比較する
※この記事は個人の経験と見解をもとにまとめています。詳細は派遣会社または厚生労働省の公開情報をご確認ください。



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